一瞬、「なぜこんなものを?」と疑問に思った。でも「腰痛と顎関節症―心身二軸説から考える―」というタイトルが目に飛び込んできたので、ざっと目を通してみると拙著『腰痛は〈怒り〉である』が紹介されているではないか。ありがたいことである。
いまさらいうまでもないだろうが、顎関節症(TMD:Temporomandibular joint disorder)も心身症の代表的な疾患のひとつだ。最近では、噛み合わせが悪いのが原因だとして、バイオプレート(テンプレート)を勧める歯科医が増えてきている(万病に効くらしい)。
使い道に困っているほどの大金持ちなら、数十万円(25万〜300万)をかけてバイオプレートを作るという選択肢もあるだろう。だが、腰痛と同じように心理社会的因子の影響も受けているとしたら、物理的介入だけではどうかと思う。
本来、顎関節症は予後良好な自己限定性疾患である。いくらプラシーボ効果が期待できるとはいえ、費用対効果を考えればあまりお勧めできないし、お金があっても自分や家族には絶対使わない。
そのあたりの議論はともかく、『クリニカル・M・リポート新聞』(2009年4月第22号)をTMSジャパン⇒「パブリシティ」⇒「インタビュー・特集記事」に追加した。7ページで紹介されているので、顎関節症にご興味のある方はご一読願えればと思う。










