2015年12月19日

DVDのご案内

腰痛治療セミナー『TMSジャパン・メソッド』と講演会『根拠に基づく腰痛治療入門』を収録したDVDをご用意しております。会場まで来られない方はぜひこのDVDをご利用ください。なお、『TMSジャパン・メソッド2015』の受講者は全商品を5千円で提供させていただきます。ご注文時に明記してください。

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臨床試験で有効性が証明されていないリスク(害)がベネフット(利益)を上回る不適切な医療が横行しているといわれています。現時点で最善の医療を受けられないのは、腰痛患者にとってきわめて不幸な状況といえます。

医療費はもちろん通院費や休職手当まで政府が負担しているヨーロッパやオセアニア諸国では、数年おきに改訂される「腰痛診療ガイドラン」の積極的な導入によって、従来の標準的な治療より治癒率と満足度を上げ、再発率と医療費を低く抑えることに成功しています。

世の中には素晴らしい治療法が星の数ほどあります。しかし同じ土俵で競わせた場合、どの方法がもっとも有効で費用対効果が高いか知りたくはありませんか? 健康情報の真偽の見抜き方をマスターして腰痛にまつわる迷信や神話を一掃してみませんか? 

そろそろ腰痛にまつわる時代遅れの常識を捨て去り、新しくなった腰痛概念を身に付け、腰痛に対して抱いている態度と信念を改め、より効果的で費用のかからない21世紀の治療を始めましょう。ご注文は「DVD販売」のページからどうぞ。

posted by 長谷川 淳史 at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

箴言

私が人生で学んだことは、自分が今もっている力を全部使えということです。

     ―――スティーヴン・ホーキング


ただ自分自身であることに満ち足り、比べたり、争ったりしない時、誰もがあなたに敬意を払うだろう。

     ―――老子


人には口が一つなのに、耳は二つあるのは何故だろうか。それは自分が話す倍だけ他人の話を聞かなければならないからだ。

     ―――ユダヤの格言


山が高いからといって、戻ってはならない。行けば超えられる。仕事が多いからといって、ひるんではいけない。行えば必ず終わるのだ。

     ―――モンゴルの諺


自分が変わっていったら、結果として周囲が変わっていくんや。

     ―――笑福亭鶴瓶

posted by 長谷川 淳史 at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 言霊(珠玉の箴言集) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エビデンス取り扱い上の注意

腰痛治療の新常識』と題して、腰痛を中心に筋骨格系疾患の原因と治療に関するエビデンス(科学的根拠)を不定期で紹介していますが、エビデンスを知ったからといって必ずしもよい医療ができるとは限りません。エビデンスを最優先し(俗にいうエビ固め)、それを患者さんに押し付けるのは暴力行為(ドクターハラスメント)です。

そもそもEBM(根拠に基づく医療)の定義は、「エビデンス」「患者の状況」「患者の価値観」「治療者の技」を統合することです。したがって、エビデンスは全体の4分の1でしかないということを肝に銘じていただきたいと思います。エビデンスは必要条件であっても、けっして十分条件ではありません。

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愚拙がここで『腰痛治療の新常識』を公開する理由は、腰痛にまつわる迷信や神話に振り回されて腰痛難民になってほしくないからです。また、イギリスとアメリカではメディアリテラシーやヘルスリテラシーを育むために「根拠を尋ねよう」と銘打つキャンペーンが始まっていますが、日本でこのようなキャンペーンを実施するのはおそらく不可能だと思うからです。

医学教育の基礎を築いたウイリアム・オスラーの「医療はサイエンスに支えられたアートである」という言葉を忘れないでいただきたいと思います。どちらに傾くこともなく、常にサイエンス(エビデンス)とアート(患者の状況・患者の価値観・治療者の技量)のバランスを考えていただければ幸いです。

posted by 長谷川 淳史 at 11:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

腰痛治療の新常識―248―

スタチンによる副作用が発現した患者650名を対象にした研究によると、関連性を疑ったのは医師ではなく患者だった。筋肉痛では患者86% vs 医師14%、神経障害では患者96% vs 医師4%、認知障害では患者98% vs 医師2%。http://1.usa.gov/tcks8e

患者さんから教えられることは山ほどありますね。結局、治療者を育てるのは患者さんのような気がしてなりません。

国民の利益になるかもしれません。もしご迷惑でなければ「シェア」をお願い致したく存じます。いちいち承諾を得る必要もなければ、TMSジャパンも愚拙の名前も出す必要はありませんので、SNSはもちろんブログやサイトに引用先のURLごとコピー&ペーストして、情報の拡散にお力を貸していただけると幸甚でございます。

posted by 長谷川 淳史 at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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