2016年08月19日

腰痛治療の新常識―330―

WAD(むち打ち関連障害)には、頚部痛・頚部緊張・頭痛・肩の痛み・腕の痛みや麻痺・感覚異常・疲労倦怠感・嚥下困難・視覚障害・聴覚障害・めまい・耳鳴り・睡眠障害・情緒不安定・記憶喪失・顎関節疾患などが含まれている。http://1.usa.gov/LYNegq

こうして症状を眺めていると「むち打ち症」は恐ろしいと思うかもしれませんけど、けっしてそんなことはありません。本来、「むち打ち症」の自然経過はきわめて良好です。

国民の利益になるかもしれません。もしご迷惑でなければ「シェア」をお願い致したく存じます。いちいち承諾を得る必要もなければ、TMSジャパンも愚拙の名前も出す必要はありませんので、SNSはもちろんブログやサイトに引用先のURLごとコピー&ペーストして、情報の拡散にお力を貸していただけると幸甚でございます。

posted by 長谷川 淳史 at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『新装版・腰痛は終わる!』出撃

本日、アメリカとイギリスの腰痛診療ガイドラインをまとめた『新装版・腰痛は終わる!』が発行されました。


TMSジャパンのトップページとTMSジャパン付属電子図書館に追加しましたので、腰痛で困っている方や医療関係者の方にご一読願えれば幸甚でございます。

腰痛は終わる_帯アリ.jpg

根拠に基づく新たな腰痛概念、すなわち「生物・心理・社会的疼痛症候群」という観点で書かれた本の有効性に注目が集まっています。最新の腰痛診療ガイドラインでも「根拠に基づく腰痛情報を提供し、活動性を維持するようアドバイスするとともに、有効なセルフケア対策について指導すべき」として読書療法を強く推奨しています。

事実、慢性腰痛を対象に読書療法の効果を長期間にわたって追跡した結果、読了後1週間で52%の患者が改善しただけでなく、9ヶ月後、18ヶ月後もさらに腰痛が改善し続けたという報告もあります。

すべての治療法を試してみるほど人は長生きできません。腰痛疾患でお悩みの方は有効性の確認された治療法で一日も早く治してしまいましょう。医療関係者の方はプロの義務として最新の知見をアップデートし、子孫に負の遺産を残さないためにも根拠に基づく情報の拡散にご協力ください。

posted by 長谷川 淳史 at 09:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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