2011年02月09日

腰痛の画像検査はやめるべし

これまで何回3回もいってきたように、レッドフラッグのない腰痛患者に画像検査は無意味だという事実は広がらないものでしょうかね。『腰痛ガイドブック』や『急性腰痛と危険因子ガイド』の内容は、荒唐無稽でまったく価値がないのでしょうか。

レッドフラッグが認められない腰痛患者に対する画像検査は、臨床転帰を改善させないどころかむしろ害のほうが大きいと世界各国の診療ガイドラインが強い勧告を出しています。なのにバンバン画像検査を行なっているこの国って、何かが狂ってません? どこからどう考えても、画像検査はここぞという時のために取っておくべきでしょう。

そんな腰痛の画像検査に関するガイドラインが新しく発表されました。Diagnostic Imaging for Low Back Pain: Advice for High-Value Health Care From the American College of Physiciansです。またしても患者教育の重要性が指摘されています。そこでTMSジャパンのトップページ最下段にこのガイドラインを追加しました。

こんな無駄なことを続けているうちは、医療費を抑えるなんてできっこないですし、結局は国民が大きなツケを払わされるはめになるんです。医療先進国を自負しているというのなら、せめて腰痛の診断と治療だけでも医療仕分けしましょうよ。

にしても、愚拙はただ世界の動きをありのままに伝えているつもりなんですけど、もしかして愚拙の頭がおかしいのでしょうか。それとも何か世界的な陰謀に踊らされているのでしょうか。日本と世界の医療がここまで乖離してしまうと、まるで悪夢を見ているようで気が変になりそうです。



posted by 長谷川 淳史 at 11:40| Comment(4) | TrackBack(0) | 更新履歴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
たまには、日本医療の良いところも紹介してくださいな。

無い?

まさか。
Posted by 豆知識 at 2011年02月10日 23:47
日本の医療は素晴らしいですよ。いつでもどこでも誰でも医療が受けられます。他の国では考えられません。

たとえば、日本ではよく1時間待たされて3分診療といわれますけど、アメリカやヨーロッパではよほどのことがない限り1週間ほど待たされます。軽い病気ならその間に治ってしまいます。

問題なのは腰痛医療だけなのだと思います。他の分野は世界一といっても過言ではないでしょう。
Posted by 長谷川淳史 at 2011年02月11日 01:02
イギリスは、
専門医にかかるのに、3ヵ月待ちが普通だとか。

医師は公務員で、やる気なし。

どこの国でも、難題を抱えていますですね。
Posted by 豆知識 at 2011年02月11日 10:55
そう、どの国の医療システムも一長一短があるというわけです。

だからどれがいいとは断言できないんです。

Posted by 長谷川淳史 at 2011年02月11日 11:18
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