親ビンの話だと、一般向けに書いた優しい本ということだったが、内容はさにあらず。『腰痛』に比べれば少々優しいという感じはするが、とても一般向けとはいえない。親ビンの一般向けとは、プライマリケア医が読んでもよく理解できるという意味だったようだ。
「まえがき」にも「あとがき」にも『腰痛』とセットで読むことを勧めているが、この赤い彗星もそう思う。欧米の腰痛診療ガイドラインが示しているレッドフラッグ以外にも、色々と注意すべき疾患があることをあらためて勉強できた。専門家なら2点セットで手元においておくべきだろう。
トップページならびに「お勧めの本」⇒「現代医学」に追加したので、医療関係者の方は『腰痛』と合わせてぜひご一読願いたい。一般の方には、『腰痛をめぐる常識の嘘』と『続・腰痛をめぐる常識のウソ』をお勧めする。この2冊は30万部を超えるベストセラーになったそうだ。
チョット! チョットチョット! 勘弁してくださいよ。そんなに売れてるんですか? 世界のKikuchiとはいえ安月給なのはよく知ってるけど、次回は親ビンがおごる番だから気合入れてお願いしますよ、ホントに。