TMSジャパン会員のMLで流したように、その動画が大日本住友製薬株式会社の提供で公開された。写真でしか見たことがない人が多いと思うので、【診断(診察のポイント)】【見逃し・誤診対策】【治療】の順にクリックしていただき、一度じっくり親ビンの講演をご覧いただきたい(音が出るので注意)。特に整形外科医や医療関係者は必見である。
このように日本の腰痛医療を変えるため、あえて自らの誤診例を示しながら、子どもを諭すがごとく噛んで含めるように語っている。というのも、われわれにとってはすでに常識でも、多くの整形外科医にとっては初めて聞くことばかりだからだ。
腰痛の専門家であるはずの整形外科医がこんなことも知らないなんて、と不思議に思うかもしれない。でも、日本の医師は過労死するほど忙しくて、ここまで突っ込んだ勉強をする暇がないのだ。どうかそのあたりを察していただきたい。
だからこそ、こうしたレビューから最新情報を得ようとするのだが、4年に1度の日本医学会総会とはいえ、国内の医師のすべてが参加するわけではないし、必ずしも親ビンのランチョンセミナーに参加するわけでもない。その結果は、みなさんがよくご存知のとおりである。
願わくは単なる表面的な見方ではなく、語られない事実を想像しながら、何度も何度もご覧になっていただきたい。親ビンの人柄がよく伝わってくる講演である。
この赤い彗星、108枚のスライドはすべていただいた。親ビン、ごちそうさまですた。