2017年02月14日

市民公開講座・健康は情報で決まる

2月26日(日)に日本長生医学会旭川支部様の主催で『市民公開講座・健康は情報で決まる―ヘルスリテラシーを高める方法―』と題した講演会を行ないます。

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【主 催】 日本長生医学会旭川支部
【日 時】 2017年2月26日(日) 14:00〜16:00
【会 場】 旭川市ときわ市民ホール 研修室101
【受講料】 1000円(事前申し込み不要・当日会場にて承ります)
【地 図】 北海道旭川市5条通4丁目
お問い合わせはこちら⇒ tulip@muh.biglobe.ne.jp

TMSジャパンの腰痛治療セミナーは必ずヘルスリテラシー(医学・健康情報の真偽を見抜いて有効に活用する能力)から始まります。なぜなら、ヘルスリテラシーが低い人ほど病気に罹りやすく、医療費がかさみ、死亡リスクまで上昇することが科学的に明らかとなっているからです。

その中でフードファディズムについても触れています。科学的根拠の有無にかかわらず、食品や栄養素が与える影響を過大に評価するだけでなく、マスコミ・インターネット・書籍・雑誌で流された「この食品を摂取すると健康になる」「この食品を口にすると病気になる」といった情報を鵜呑みにし、バランスを欠いた偏執的で異常な食行動をとることを指します。

その対象は主に、健康に好影響をもたらし得る食品・有害性が疑われる食品・ダイエット食品・健康食品・ミネラルウォーターなどで、健康被害や詐欺にまつわる報告が年々増加しています。つまりクワッカリー(インチキ療法・健康詐欺・溺れる者に藁を売る商売)の被害者が増えているというわけです。

ではなぜ科学者は声を上げないのでしょう? 誤った情報の拡散を黙って見ている方が、立ち上がって誇大宣伝に立ち向かうより簡単で安全だからです。クワッカリーやトキシックテロリストに反論しようものなら、「悪魔の証明」(ある事実は絶対に存在しないことを証明)を強いられるだけでなく(莫大な費用と途方もない時間がかかる)、凄まじいまでの個人攻撃によって職を失う恐れや、本人はもちろん家族の身にも危険がおよびます。そう考えると、ヘルスリテラシーの中でもっとも巨大な敵はフードファディズムなのかもしれません。

「われ試した」⇒「成功した」⇒「ゆえに効いた」という『三た論法』のトリック、もしくは溢れかえる「誤った医学・健康情報」に振り回されず、健康的で平穏な日常生活を送りたい方は、ぜひお誘い合わせの上お越しください。

posted by 長谷川 淳史 at 15:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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