2017年02月21日

腰痛治療の新常識―391―

AHCPRの成人の急性腰痛診療ガイドラインに従うとX線画像検査は45%の患者に行なうことになるが、ESR(赤血球血沈降速度)を調べることによって悪性腫瘍の検出能力を落とさずにX線画像検査の実施率を22%に抑えられる。http://1.usa.gov/SlHCjf

アメリカの医療政策研究局が発表した腰痛診療ガイドラインに従うと45%の患者がX線を用いた画像検査が行なわれてしまうという危惧があります。そのような不必要な放射線被曝を避けるには血沈値の測定が有効だという論文ですが、日本の画像検査実施率はほぼ100%です。日本の医療が世界の常識とどれだけかけ離れているかがご理解いただけるかと思います。

国民の利益になるかもしれません。もしご迷惑でなければ「シェア」をお願い致したく存じます。いちいち承諾を得る必要もなければ、TMSジャパンも愚拙の名前も出す必要はありませんので、SNSはもちろんブログやサイトに引用先のURLごとコピー&ペーストして、情報の拡散にお力を貸していただけると幸甚でございます。

posted by 長谷川 淳史 at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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