2008年04月02日

おっぱいにキスマークが!

いつものように、薬をもらうために主治医の病院を受診したところ、ある検査数値が異常値を示していた。以前から何度も専門医を紹介するといわれていたのだが、その度に「先生に命を預けますから」と拒否してきた。

しかし今回は、有無をいわさず強引に専門医に回されてしまった。ひどい。この赤い彗星を見捨てようというのか。

「まず現在の状態を評価しておきましょう。これから心電図と胸の写真を撮っていただきます」

専門医はいう。やばい。心電図も胸部写真も、ちと自信がない。このまま入院にでもなったらどうしよう。おまけに今日はブラジャーも忘れてきたし。

「赤い彗星さんですね。心電図をとりますから4Fの検査室までどうぞ」

若い女性の臨床検査技師が声をかけてきた。不安でたまらない赤い彗星は、エレベーターを待っている間に恐る恐る尋ねてみた。

「あのう・・・心電図って痛くないですか? 親の遺言で痛い検査はできないんです」

「大丈夫ですよ。痛くありませんから」

検査室に入るとすぐに診察台に寝かされ、わけのわからないコードを両手足と胸にたくさん付けられた(おっぱいを見られた!)。そして数分間動くなという。これが心電図か。よし、痛くない。

「次はそのまま移動してこのバイクを漕いでもらいます」

昔と違って今はバイクで負荷をかけるらしい(時代錯誤も甚だしい?)。しかもかなりの負荷がかかっている。日頃の運動不足のせいで大腿四頭筋がちぎれそうだ。脈拍数と呼吸数の急激な上昇で狭心症を起こしそうになる。生きて帰れるのかマジで心配。

「はい、もういいですよ。今度はまたこちらで横になってください」

助かった。まだ生きているうちに終わったぞ。そして負荷をかけた直後と落ち着いた頃に心電図をとる。ST波がどうのこうのといわれたくない。

「次は胸の写真を撮りますから1Fのレントゲン室でお待ちください」

「あ、あのう・・・実はCOPDがちょっと心配なので、スパイロをお願いできないでしょうか?」

ヤな患者である。こういう態度が嫌われるのだ。

「オーダーが出ていませんので・・・」

「ですよねぇ」

ここはあっさりと引き下がらなければならない。看護師や検査技師といったコメディカルスタッフに嫌われるとロクなことがないからだ。

胸部単純X線撮影も無事にすんだ。無事というのは痛くなかったということだ。

あとは専門医の恐ろしい宣告を待つだけである。たとえどんな診断が下されようとも、今は入院などできない。治療も精査も一切拒否だ。

「心臓肥大もないし、心電図もまったく正常です」

あ〜〜よかった。本当によかった。安心が第一選択薬という意味がよくわかる。安心することがこれほど気分がいいものとは・・・沁みるぜ。とりあえず、めでたしめでたしだ。

あとで気づいたのだが、おっぱいにキスマークがいっぱい付いていた。あの娘ったらいつの間に? この赤い彗星に惚れたか。そうか惚れたのか。


posted by 長谷川 淳史 at 18:21 | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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