2008年04月17日

守護天使降臨

福岡での捜査が行き詰まり、捜査範囲を東京にまで広げようとしたところ、プロフィールの写真から笑い男マークが忽然と消えていた。二重の攻勢防壁を持つ超特A級ハッカーの電脳に侵入した者がいる。それもタチコマを使わずに。だとすれば、三重の攻勢防壁を持つ少佐以外に考えられない。

って、このところ笑い男だの、公安9課だの、スタンド・アローン・コンプレックスだのと、訳のわからないことを書いてきた。これは一部のマニアックな人たちにしか通じない、映画『マトリックス』の元になった『攻殻機動隊』の話である。

ところが、引き寄せの法則とはよくいったもので、映画『イノセンス』でバトーが守護天使と呼んでいた、少佐こと草薙素子(くさなぎ・もとこ)が現実に現れたのだ。まさに守護天使降臨。マジだってば、軍曹! ありえないシンクロニシティが起きたんだってば!!

それは羽田から品川へ向かう京浜急行の車内のことである。ふと気がつくと、斜め向かいに田中敦子さん(草薙素子、もしくは『24』のオードリー・レインズの声優)が座っているではないか! 本物の少佐だぞ、軍曹っ!!

服装は派手でもなく地味でもなく、どちらかというと清楚な感じだったが、どこか一般の人とは異なる上品なオーラを放っている。車内では笑みを浮かべながら楽しそうに携帯メールを打っていた。時折、台本らしき本を見ながらメールを打っている。

この赤い彗星の熱い視線に気づいたのか、チラッチラッとこちらを見る少佐。だがこっちはサングラスをかけているので怖くない。そんな少佐を無視して、じーーっと見つめ続ける赤い彗星。ちょっとしたストーカーだなこりゃ。

やがて品川駅に着く。「えーぃ、ここまでか」と思い、正面の中国人カップルの荷物(バッグが7個って正気か?)を、「お手伝いします」とひとつ持って電車を降りる。

「エレベーターを使った方がいいですよ。エレベーターはすぐそこですから」

中国人カップルに説明している横を、相変わらずご機嫌な表情で少佐が通り過ぎていった。ここは尾行せねばなるまい。急いで少佐のあとを追う赤い彗星。少佐との距離は0.5mである。手を伸ばせば届く至近距離。ちょっとどころか完璧なストーカーだ・・・いや、これも捜査の一環だ・・・。

そう思っているところで、少佐は左へ折れて改札口の方へ消えてしまった。やはり少佐を尾行するのは至難の技である。バトーでさえまかれるくらいだ。

だが一言でいい。たった一言、「ゴーストが囁くのよ」という少佐の声を聴きたかった。む、む、む、無念である。


posted by 長谷川 淳史 at 02:09 | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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